- 第182回
- 「布から考える生活、アート、文化」 -「文化絶滅危惧種」について考える-
2012.10.30
第182回J.I.フォーラム「布から考える生活、アート、文化」 2012/10/30(火)開催
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「絶滅種」「絶滅危惧種」という言葉があります。普通は生物に関して使われます。しかし、文化についても同じことが言えます。身の回りの道具類、食べ物、言葉、所作、祭、芸能…。その中でも「高級」なものは有形、無形の文化財として保護、保存されますが、日常のもの、粗末なものほどどんどん絶滅していっています。これらのものは本当に絶滅させていいものなのでしょうか。現代社会においては効率、機能、価格などの面で淘汰されても仕方ないのかも知れない。しかし、長い目で見ると残すべき大きな価値があるのではないか。そこで、今回は「布」に光を当てて、これらのことを考えたいと思います。ゲストは、「粗末な宝物」をアートにしてきた福本潮子さんと、手仕事の掘り起こしに情熱を傾けてきた田中陽子さんのお二人です。
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