- 【No.1122】★各地からの現場リポート★和歌山県かつらぎ町・大阪府東大阪市
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構想日本メールマガジン【No.1122】 2023.8.10 発行
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<目次>
【1】各地からの現場レポート
【2】この先1か月の活動予定
【3】開催のご案内・第2回構想日本×EXx共催セミナー【自治体施策の成功と失敗】
【4】読者の声
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【1】各地からの現場レポート
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●和歌山県伊都郡かつらぎ町 令和5年度かつらぎ町自分ごと化会議(事業仕分け・2年目)
かつらぎ町では、昨年度に初めての事業仕分けを実施し、今回が2年目の開催でした。町民が4つのテーマについて評価を行いました。
【日時】7月29日(土)9:00-15:30
【場所】かつらぎ総合文化会館 大ホール
【テーマ】
・児童福祉施設維持管理費
・障害者外出支援事業
・一般廃棄物収集運搬事業
・かつらぎ町一人暮らし老人等緊急通報システム
【参加者の声】
・事業内容など、普段知る機会がないことを知れた。
・町のことが身近に感じられた。
・様々な意見を聞けて良かった。
・関心事が増えるきっかけになった。
・今後ともぜひ続けてください。
●大阪府東大阪市 ひがしおおさか地方創生ラウンドテーブル(全4回の第1回目)
東大阪市では初めての開催となりました。東大阪市を「子どもが笑顔で暮らせるまち」、「安心して子育てできるまち」、「いつまでも住み続けたいまち」にするためにはどうすればよいか、市民の皆さんと議論しました。
【日時】7月30日(日)9:30-12:00
【場所】東大阪市花園ラグビー場 2019ルーム
【テーマ】「子どもファースト」なまちづくり
【参加者の声】
・これまで市民同士の関わりが少なかったので、考え方の違いが知れて楽しい。
・様々な視点の子育て環境についての意見を知ることができた。
・本当に無作為で選ばれたのだと実感した。これまでごく一部の限られた人が関わっていたと思うが、画期的な取り組みだと思います。
・東大阪市の現状を詳しく知れた。
・色々な状況、年齢の方々の生の今の言葉を聞けたのは興味深かった。
・思っていても言える場所がなかったので、発言の場を作っていただきありがたいです。
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【2】この先1か月の活動予定
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●富山県 令和5年度官民協働事業レビュー(事業仕分け・3年目)
既存事業の改善を図り、予算の効率的・効果的な執行を図るため、県民との協働による官民協働事業レビューを実施します。全24事業を対象に8月中に計4回(5/6/19/26日)開催します。
構想日本が選定した学識経験者、県が選定した企業経営者・地元の大学生と、対象事業担当課の県職員との議論を踏まえて、無作為に選ばれた84名の県民が事業を評価します。
全ての事業レビューについて会場で傍聴をしていただけます。事前のお申込みなどにつきまして、詳しくは こちらをご覧ください。
■構想日本サイト: 富山県官民協働事業レビュー
【日時】8月19日(土)9:00-17:00
【場所】高岡商工ビル 2階 大ホール
【テーマ】
・海王丸保存活用事業(公開事業・錬成事業分)
・県広報とやまの発行
・とやまスタートアッププログラムin東京事業
・地域おこし協力隊定着率向上対策事業
・公共交通活性化総合対策事業
・1. 食の健康づくり推進事業(健康寿命日本一応援店)
2. 野菜をもう一皿!食べようキャンペーン事業
【日時】8月26日(土)9:00-17:00
【場所】新川文化ホール 展示ホール
【テーマ】
・とやま科学オリンピック開催事業
・幼児教育の質の向上推進事業
・富山県教育記念館費
・クリエイティブ人材リカレント教育事業
・デジタル化相談窓口運営事業
・社会人インターンシップ導入支援事業
●奈良県奈良市都祁(つげ)地域・東部地域 自分ごと化会議(全4回の第1回目)
奈良市では令和4年度に、月ヶ瀬地域を中心に自分ごと化会議を実施しました。今年度は東部地域と都祁地域で開催します。8月18日は都祁地域で、8月19日は東部地域において、行政とともに共助・地域コミュニティを強化する手法について議論します。
【日時】8月18日(金)19:30-21:30
19日(土)10:00-13:00
【場所】18日:都祁行政センター一階会議室
19日:奈良市旧柳生中学校(奈良市柳生町212-2)
【テーマ】共助・地域コミュニティを強化する手法
【傍聴】誰でも自由に参加(申込不要)
●広島県三原市 令和5年度三原市事業レビュー(事業仕分け・8年目)
三原市では、2014年度から事業レビューを実施し、今年度で8度目の開催となります(2020年度は新型コロナにより中止)。コスト削減や事業の実施体制・方法の見直しを目的に、全6つの事業を見直します。また、今年度から事業レビューの手法を一部変更し、市民の方から意見をより多く聞くこと、事業をさらに「自分ごと化」してもらうことを目的として、ワークショップを実施します。無作為に選ばれた1,700人から応募を希望した41人と、これまでのレビュー経験者(OBOG)の中から希望者を募り、計56人が市民判定者として参加します。
【日時】8月19日(土)・20日(日)9:00-15:30
【場所】本庁舎7階 第1~3委員会室
【テーマ】19日・市民提案型協働事業
・クラウドファンディング活用促進事業
・自主防災組織設立・育成事業
20日・敬老優待乗車証交付事業
・体力向上支援事業
・行政手続デジタル化事業
【傍聴】誰でも自由に参加(申込不要)
【自治体HP】 令和5年度三原市事業レビューを開催します!
【構想日本HP】 広島県三原市事業レビュー
●山形県南陽市 南陽市自分ごと化会議(全4回の第2回目)
南陽市の中学校在学生徒数は平成22年度から令和4年度までの間で、21%減少しました。市内中学校2校は築40年以上経過しており、修繕等にも費用がかかる見込みです。本会議では、市内中学校の今後の在り方について、様々な市民が議論し自分ごと化することを目標とします。また行政側は市民からの生の声を聞き、問題解決のヒントとします。
今回の南陽市は東北地方で初となる住民協議会実施です。また、参加希望者は、10代が全体の42%、女性が全体の58%となっており、従来の役所主導型の会議とは大きく異なる構成となりました。
【日時】8月20日(日)13:30-16:30
【場所】シェルターなんようホール(南陽市文化会館)
【テーマ】南陽市中学校の教育環境を考える
【傍聴】誰でも自由に参加(申込不要)
【自治体HP】南陽市自分ごと化会議
【構想日本HP】 南陽市自分ごと化会議
●茨城県那珂郡東海村 「公共施設の在り方」に係る自分ごと化会議(事業仕分け・2年目)
2020年~2021年に「原発」をテーマに住民協議会を初めて実施しました。今年度は「公共施設の在り方」をテーマに「自分ごと化会議」を実施します。
公共施設のうち、特に住民とかかわりの深い20の公共施設を対象に施設レビューを実施し、課題整理を行います。そこで洗い出された重要な論点をテーマとして、住民(自分ごと化会議メンバー)で3回にわたって議論を行います。
無作為に選ばれた1,000名のうち、応募のあった14名の村民と、県立東海校高校の生徒8名の計22名が参加します。
【日時】8月26日(土)9:00-16:00
27日(日)9:00-12:00
【場所】原子力視察研修室
【テーマ】公共施設の在り方
【傍聴】誰でも自由に参加(申込不要)
【自治体HP】 「東海村自分ごと化会議~公共施設の在り方を考える~」について
【構想日本HP】 茨城県東海村自分ごと化会議
●浜松市水窪(みさくぼ)地域 自分ごと化会議(全4回の第2回目)
地域がもつ、限りある資源や課題を自分ごととしてとらえ、話し合います。
社会情勢や人口構造が大きく変わるなか、水窪の魅力を未来につないでいくために何ができるか、議論します。
【日時】9月2日(土)13:30-16:30(予定)
【場所】水窪山村開発センター 集会室
【テーマ】これからの水窪のありかた
【傍聴】誰でも自由に参加(申込不要)
●大阪府東大阪市 ひがしおおさか地方創生ラウンドテーブル(全4回の第2回目)
東大阪市では初めての開催となります。東大阪市を「子どもが笑顔で暮らせるまち」、「安心して子育てできるまち」、「いつまでも住み続けたいまち」にするためにはどうすればよいか、市民の皆さんと議論します。
【日時】9月2日(土)9:00-12:00
【場所】東大阪市役所 本庁舎 1階多目的ホール
【テーマ】「子どもファースト」なまちづくり
【傍聴】誰でも自由に参加(申込が必要です)
【自治体HP】 ひがしおおさか地方創生ラウンドテーブル
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【3】開催のご案内・第2回構想日本×EXx共催セミナー【自治体施策の成功と失敗】
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前回好評を博したセミナーの第2回が行われます。ぜひご参加ください!
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【自治体施策の成功と失敗】
参加したくなるまちづくりへ ~自分ごと化のススメ~
第2回:10年後の公共交通を考える
【日時】8月23日(水) 14:00~15:00
【視聴方法】オンライン/リアルタイム視聴(Zoom)
【参加費】無料
【対象者】自治体職員のみなさま他
【パネリスト】
鈴木周也氏(茨城県行方市長)
山口秀樹氏(鳥取県琴浦町 元副町長)
杉原裕斗氏(株式会社EXx 代表取締役COO)
熊井成和(構想日本 特別研究員)
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デジタル技術を用いて公共交通、防災、コミュニティなどの様々な地域課題の解決を目指すベンチャー企業の(株)EXxと、全国の自治体と「自分ごと化会議」を実践してきた構想日本が連携し、「自治体施策の成功と課題」セミナーを開催します。
第1回目は行政DXを取り上げ、多くの方々にご参加いただきました。第2回目は、「10年後の公共交通を考える」をテーマとして、茨城県行方市の鈴木市長、琴浦町の元副町長である山口氏、(株)EXxの杉原氏、構想日本特別研究員の熊井でパネルディスカッションを行います。現場を熟知した首長・現場・民間の視点から、10年後の公共交通のあり方・それまでの道筋を議論し、いま地域で何に取り組むべきなのかを考えます。
地域公共交通・各自治体の交通政策に関わる皆様のご参加をお待ちしております。
◎お申し込みは こちらから
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【4】読者の声
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メルマガに寄せられたお便りを紹介します。今週は7/27配信の1120号へいただいたお便りです。ありがとうございます。
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各地での「自分ごと化会議」、「事業レビュー」についてのお知らせがありました。メルマガの編集後記にもありましたが、構想日本が提唱した取組が全国の自治体に広がっている様子が分かり、うれしく思います。
私も、だいぶ以前になりますが、杉並区だったかの、立憲民主党主催の会議を傍聴したことがあります。無作為抽出の区民代表の方々が、それぞれにきちんと意見を述べ合う様子が、民主主義の原点というか、原風景のように見え、こうして区民(市民)の声を生かした政治、行政が行われる希望を与えてくれる気がしました。
みんながみんな「他人事」になってしまうと、各人の人生や生活をとりまく社会のあり様を自分たちで考え、工夫し、知恵や意見を出し合いながら変えていく、作っていくということが成り立ちません。自分たちにエンパワーメントする上でも、「自分ごと化」、大事ですよね。
(自治体職員H様)
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★メルマガへのご意見・ご感想お待ちしております!★
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(編集後記)
「最近の編集後記は生活感がすごい」とご指摘が入りそうですが、臆さず今回もスーパーの話題です。セルフレジは以前からありましたが、最近の大型スーパーでは買い物カゴに商品を入れる時点で、利用者が店のスマホでバーコードを読み取り、そのまま会計までできるサービスが人気です。レジ待ちの長蛇の列も、袋への詰替えも省略できる、まさに「ツル」サービス!店員さんとのやり取りは減りますが、必要があれば手助けもしてもらえて安心です。個人的には、利用者が故意・過失を問わず読み取りをし損ねて、商品をカゴに入れてしまうリスクを店側がどう管理しているのか、気になっています。
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