【No.1114】★寄稿文を公開★ 片桐 幸雄の10行通信「生前に成果が出なくてもいい」
2023.06.15

■□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
構想日本メールマガジン【No.1114】 2023.6.15 発行
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■

<目次>
【1】この先1か月の活動予定
【2】ザラ撮り!
【3】寄稿文(片桐幸雄氏「生前に成果が出なくてもいい」)

※バックナンバーはこちらから

■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■
【1】この先1か月の活動予定
-------------------
奈良県田原本町 住民協議会

田原本町では、3月に施設レビューを行い、中央体育館や老人福祉センター等の施設について、現状把握や課題の抽出を行いました。その後4月/5月に2回、住民協議会を開催して、施設レビューで出された各施設の論点や課題に対して、住民ならではの目線で協議を行いました。

今回は、住民協議会の3回目(最終回)として、これまでに出されたアイデアや意見等をまとめて、町に提出する報告書等について話し合います。

【日時】6月17日(土)9時~12時(予定)
【場所】町民ホール(田原本町役場併設)
【テーマ】公共施設のあり方
【傍聴について】傍聴不可

■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■
【2】ザラ撮り!
日常にある身近なザラザラを、自由な視点で写真で切り取り紹介します!
-------------------

「山の中の海軍の町にしき ひみつ基地ミュージアム」をご紹介!
熊本県球磨郡錦町所在、人吉海軍航空基地跡

■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■
【3】巻末寄稿文
片桐 幸雄の10行通信「生前に成果が出なくてもいい」
-------------------

2021 年のノーベル物理学賞に日本生まれの気候学者が選ばれた。気候が物理学の一分野だとは思わなかった。この知らせを聞いて、「長い間続ければ努力はいつか報われる」と思ったのが多くの国民の偽らざる感覚のようだ。私もそう思う。この場合の「長い間の努力」とは死ぬまでのことである。死後に報われても本人にはどうにもならないが、彼がやったということは残る。植林と同じように、生前には見届けることのできないものもあるのだと思う。そう考えると、随分と気分は楽になる。「自分の出来ることやりたいこと」の成果が自分の生きている間には出ないでもいい、と考えればいいのである。そうと決まれば、何かを
した方が何もしないよりもズットいい。「無理は禁物」だが。
-------------------
片桐 幸雄 (かたぎり さちお)
元道路関係四公団民営化推進委員会事務局次長。1948年生まれ。73年に日本道路公団に入社。主に料金設定や経営企画を担当し、2000年に総務部次長。02年から民営化推進委員会に入る。

――――――――――――――――――――――――

(編集後記)
ザラ撮り!でご紹介した、熊本県のひみつ基地ミュージアムの地下軍事施設の数々は、九州に残る戦跡の中でも最大級の規模のものだそうです。地下遺構だけでなく、練習用航空機の実物大模型やプロパガンダポスター等、資料展示も充実しています。松根油(戦争の激化により入手困難になった航空燃料の代替燃料として製造されていた民需品)の乾溜作業所跡が残っているのは国内でも珍しいそうです。「展示を見て自分が何を思う・考えるか」を大切に、見聞を広めたいものです。

山の中の海軍の町にしき ひみつ基地ミュージアム

〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
◆J.I.メールマガジンは、構想日本の活動情報などをお届けする無料のメールマガジンです。1.代表及びスタッフが名刺交換させていただいた方、2.ホームページで直接申し込まれた方に配信しています。
◆登録・配信停止・アドレス変更は、   news@kosonippon.org へご連絡ください。
◆みなさんの個人情報は構想日本が厳重に管理し、構想日本の活動に関わるご案内をお送りする以外、使用することはありません。
◆転載をご希望の場合は、ご一報ください。
◆構想日本会員・寄付は、随時募集しております。
□■□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
発行 : 構想日本、発行責任者 : 加藤秀樹
Copyright(C) 1999-2023 構想日本 All rights reserved.
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □■□