【No.1074】構想日本企画シリーズ ~「note」で、伝えたい 構想日本
2022.08.25

【No.1074】構想日本企画シリーズ ~「note」で、伝えたい 構想日本 

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構想日本メールマガジン【No.1074】 2022.08.25 発行
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<目次>
【1】構想日本企画シリーズ ~「note」で、伝えたい 構想日本
【2】この先1か月の活動予定
   4つの自治体で自分ごと化会議を開催予定
【3】身の回りのツルツルとザラザラを仕分けてみませんか
  (皆さまからのツルザラをご紹介)
【4】巻末寄稿文
   シリーズ「パティシエ エス コヤマ オーナーシェフ 小山進のつぶやき」(4)「扉を開く」
   パティシエ エス コヤマ 代表 小山 進 

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【1】構想日本企画シリーズ ~「note」で、伝えたい 構想日本
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コロナ禍で様々な社会問題が顕在化し、行き詰まった日本社会に解決の一石を投じる《自分ごと化対談》を、noteにしました。
動画とは一味違った内容になっています。是非ご覧ください。

~「下山」に学ぶ、いま、日本に必要なこと(1)~ 自分ごと化対談(登山家 竹内洋岳氏)

<Chapter1>
― プロ登山家 竹内洋岳氏
― 思ったより世の中は広かった ツルツルとザラザラに分けた理由
― 効率化だけでは測れない 社会にとって必要なもの

◎記事全文はこちらから → https://note.com/hi_kato/n/nf8ff168ae1c8
◎動画はこちらから → https://youtu.be/WZ7oFfP0Y80

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~生活実感から、市民社会をどう作るのか(4)~ 自分ごと化対談(小説家 平野啓一郎氏)

<Chapter4>自分の暮らし、地域を変えていくと国は変わる
― 自分の町が他人ごとの人に、まちに関わるきっかけをつくる
― 地域住民間のコミュニケーションをどう作るか

◎記事全文はこちらから → https://note.com/hi_kato/n/n814e3a403530
◎動画はこちらから → https://www.youtube.com/watch?v=PV8kG4JKeJk&t=16s

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※note(ノート)は、クリエイターが文章や画像、音声などを投稿し、ユーザーが応援できるメディアプラットフォームです。

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【2】この先1か月の活動予定
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(1)富山県 県民との協働による「事業レビュー」を開催  
既存事業の改善を図り、予算の効率的・効果的な執行を図るため、8月20日(土)、21日(日)に続き、無作為に選ばれた2,500人のうち、応募のあった46名が県民評価者として参加。
残り10事業について議論します。県民目線で事業を見直す取り組みです。
【日時】8月27日(土) 、28日(日) 両日とも9時30分~17時15分(予定)
【会場】 富山県民会館 8階 バンケットホール

詳細は富山県HPよりご覧いただけます。
https://www.pref.toyama.jp/111003/kensei/kenseiunei/gyouseikaikaku/kj00021741.html

構想日本HPでも紹介しています。
http://kosonippon.org/wp-manager/%e5%af%8c%e5%b1%b1%e7%9c%8c/
(2)鳥取県琴浦町 ことうら環境アクションンチーム第2回会議 
【日時】9月3日(土) 9時30分~12時(予定)
【場所】まなびタウンとうはく 4階 多目的ホール
【テーマ】家庭ごみの減量

(3)奈良市 月ケ瀬地区第2回自分ごと化会議(2班構成で実施)
【日時】9月7日(水)19時~21時30分(予定)
【場所】月ヶ瀬ワーケーションルームONOONO(A班)、月ヶ瀬行政センター(B班)
【テーマ】共助・地域コミュニティの力を活用したヒト・モノの移動に関する地域課題解決(A班)
     共助・地域コミュニティを強化する手法(B班)

(4)静岡県 “ふじのくに”士民協働施策レビュー
総合計画の施策の改善にあたり、6施策について県民の改善提案を募る施策レビューを実施します。
※県民評価者の募集は、すでに終了しています。
【日時】年9月10日(土)、11日(日) 両日とも10時~16時55分(予定)
【場所】静岡県庁別館

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【3】身の回りのツルツルとザラザラを仕分けてみませんか

皆さまからいただいた“ツルザラ”をご紹介していきます。
何をツルとするか、またはザラとするか。仕分け方は人それぞれ。
皆様の自由な視点でとらえたツルザラは大変興味深く、なるほど!と新たな視点を示してくれます。

~あなたの“ツルザラ”~
・T氏のツルザラ
  ツルツル >脳で考えること、都市、近代化、画一化、共通語
  ザラザラ >身体感覚、武道、自然、田舎、人情、方言
・U氏のツルザラ
  ツルツル >バズったグルメを食べに行く
  ザラザラ >地元の人がお勧めする料理を食べに行く

  「今の社会でこれが問題だ」と思うことを併せてお尋ねしています。
・T氏 歴史から学ばないこと。

皆さまは、どんなことにツルザラを感じられますでしょうか。是非、ご参加ください。
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▼仕分けのお願い
1、あなたの身近で「ツルツル」だと思うものを教えてください。
2、あなたの身近で「ザラザラ」だと思うものを教えてください。

下記、グーグルフォームよりご回答ください。
https://forms.gle/EosCiVcQWP2tZfum9>

<背景>
今の社会は、経済を成長させ「お金が増えるとみんなが幸せになる」が前提です。
そのために自由化・効率化=ツルツル化(効率の悪いものを極力減らすこと)をしてきました。
昔からの生活にある、デコボコ・ザラザラ(手間をかけてものを作ること、習慣の違いなど)を減らし、物もお金も人も画一化し、効率的に動かし、今やツルツル・ピカピカです。
構想日本はザラザラ社会の方が平和で、多くの人が幸せになれると考えています。SDGsとはツルツル化を見直そうという運動とも言えます。しかし、世界はまだツルツル化が進んでいます。
そこでまずは、ツルツルとザラザラの両方が選択できる世界二制度の仕組みを考えようと提案しています。

詳細はこちら 構想日本HP →  http://kosonippon.org/wp-manager/turuzara_0308/

~参考書籍~
「ツルツル世界とザラザラ世界 世界二制度のすすめ 」 加藤 秀樹(著)
Amazon書籍販売ページ: https://www.amazon.co.jp/dp/B08PL2VS1G

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【4】巻末寄稿文

シリーズ「パティシエ エス コヤマ オーナーシェフ 小山進のつぶやき」(4)「扉を開く」
  パティシエ エス コヤマ 代表 小山 進
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小学校の20周年行事に呼ばれたときのこと。子供たちみんなで、紙粘土でケーキをつくるという。けれど、誰が1位かは決めない。審査はしないという。
僕が子供の頃は、何にでも順位がついた。その頃クラスには図画工作の圧倒的にうまいやつがいて、負けた悔しい気持ちが、次こそはという気持ちに繋がったと思う。
そこで、思いついた。競争ができないなら、圧倒的を見せてやろう。
小田巻(おだまき)というモンブランを絞る調理器具を使い、紙粘土の硬さを調整して細い糸状に絞り出し、板チョコ、マカロン、思いっきり楽しそうな紙粘土モンブランを、その中に忍ばせた。
ふたを開けてみると、案の定、子供たちがそのケーキに群がってる。「すげーなこいつ」「だれや誰や」となった、これが大事。そのことは、何人かの先生には通じたと思う。
子ども達の悔しがる心が見えた。いつも平穏に終わらそうとしていては、そういう姿は見られない。

県内の中学校を3年間回り続けた。子ども達に「夢はないけど、目標いっぱいあんねん。」と語った。
学校で子供の才能を引き伸ばすのはむずかしい。勉強を教えるのと、才能を伸ばすことは別だから、ここは他人のチカラを借りたほうが良い。特に、アートは難しいと思う。
僕が見て工作がユニークだと思うのに、成績は悪い。子どもらは、納得できないと思う。
どこに着地したら良いのかわからない絵を描く子が5人いた。この子たちは、先生からすると問題児。先生たちは形がきちんと、シンメトリ―に描く子を良しとする。
でもその5人の絵にはエネルギーがある。バランスが悪くても、何故そうなったのか、パワーが偏っている理由は何なのかを子供に聞けば、思いのたけを答えてくれる。でも、先生は「バランスが分かってないから教えてあげてほしい」という。怖いなあと思った。
学校の先生の教育、親の教育、正しさのレベルが高くないと劣化して、まったく通じなくなってしまう。そうすると、日本の得意技がどんどんなくなってしまうのではと危惧している。
日本の得意技はたくさんある。
でも、そうしたものの付加価値を対価で分かってくれないと、良いものがどんどん日本からなくなってしまう。正しさのレベルが高くないと、劣化してしまう。

食べることも一緒で、みんなが意識をレベルアップしてくれないと、次のステップに行けない。だから、(ちょっとエラそうに聞こえるかもしれないけど)これからは市場の教育が大事だと思っている。
でもどうやら僕は時代的に少し早い提案をしてしまう。だから、せめて伝わりやすいように、その思いを企画書や取扱い説明書に込めたりする。
そうしたことを、ひとつひとつ伝えることで時代が動く。それが面白い。

家からエスコヤマに来る道中の景色も、お店の庭も、お菓子も、空気感、風土、すべての時間をひっくるめて「楽しい」エンターテインメントに繋がってほしい。
どんどん仕掛けをしていくことで、みんなに元気を出してほしいと思っている。
まだまだ、やりたいこと、好きなことは止まらない。
イメージはどんどん、広がっていって、爆発的に加速度的に広がりを見せている。

泳ぐことをやめると死んでしまうマグロ?
我流は自由。自分で潰すことも出来る、すべて自由。自分が飽きないために、挑戦している。
そんな僕の言動や行動を見て、少しでも誰かの役に立っていたなら、とっても嬉しい。
      
枠をはみ出す。フレームを超える。母親が信じて言い続けてくれたから、はみ出す勇気を持てた。
そして、自分クオリティの源泉は「あの夏の日の虫取り」。
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小山 進(こやま すすむ)
1964年京都生まれ。2003年兵庫県三田市に「パティシエ エス コヤマ」を開業。フランスのショコラコンクールでは初出品以来8年連続最高位を獲得。また、パティシエ/ショコラティエとしての領域に留まらず創作活動を行い、2015年には絵本『The Lost Treasure』(作・小山進、絵・にしのあきひろ)を出版。その他著作には『あなたの「楽しい」はきっと誰かの役に立つ』(祥伝社)『ショコラ・ジャポネ』『エモーショナルなマジパン』(柴田書店)がある。
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(編集後記)
本号でお知らせしたnote記事での登山家竹内氏の言葉「無駄の中に新しい発見がある」。一見無駄に見えても好きなことをやってみることだと解釈しました。軟式テニス部の部活動に明け暮れた中学時代。先輩は怖いしそんなに試合に勝てるわけでもなく、その上地元九州の厳しい日差しで黒光りするほど日焼けをして…けれど、もう一度あの頃に戻ってみたいと思えることが無駄ではなかったことの証だと思っています。
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