━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。☆〃。■【4】代表コラム(番外編) #bookcoverchallenge Day 2
コロナによる外出自粛期間中に「ブックカバーチャレンジ」という読書の“ねずみ講”的紹介が活発に行われました。私のところにも来たので、7冊挙げました。どれも構想日本が掲げる理念やその活動の根底にあるものを私に授けてくれた本であり、著者です。
ということで、このメルマガでもご紹介することにしました。
#bookcoverchallenge Day 2 加藤秀樹
———————————————————
「命の意味論」 多田 富雄 著
免疫学の泰斗多田富雄はこの本で、発生や免疫を含めて人間を形成している仕組みを「超システム」と名付け、その最大の特徴はあいまいさだと言います。あいまいだから様々な伝染病を切り抜けて生き延びてきた。あいまいだから機械を超えて生成する。
一方で、SNS 上や多くの若い人のやりとりを見ていると、とてもあいまいなことを白か黒か決めつけようとしています。トランプ大統領や日本の首相の思うツボかもしれません。
25年前に書かれたこの本は、伝染病と免疫は「互いに死力を尽くしたDNA の戦い」であり、「地球環境問題という時には、文明がDNA で成立している生態系にどんな影響を及ぼすかという観点からも考えてゆくべきであろう」と言います。
付け足しですが、私が気に入ってる一節をとくに男性読者にプレゼントします。
「男は女にとっては異物であり、排除の対象なのである。男の中には、必ず原型としての女が残っているので、女を排除することはできない」「女は『存在』だが、男は『現象』に過ぎない」
男という性は回りくどい筋道をたどってようやく(女からの逸脱を)実現しているひとつの状態に過ぎない、とも言います。
日本の政治や経済の世界を見ると「現象」ばかりで構成していて「実在」がほんとに少ない。これも問題ですね。ついでに言うと、日本の政治の世界の女性は、実在感はあっても「現象」的な人が多いのはなぜなのでしょうか。日本の政治自体が現象ですべっているということでしょうか。
(ブックカバーチャレンジの文章に蛇足を加えました。蛇足の部分は多田先生に叱られそうな文章になりました)
■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■
【5】会員募集・寄付のお願い <随時募集中>
コロナをきっかけに、これまで目を背けていた様々な問題が顕在化していると思います。今後ますます民主主義のあり方も問われる時代になりそうです。
構想日本では、政策提言はもとより「住民協議会」「ふるさと住民票」など、地方自治から日本の底上げを図っていきたいと思っています。皆様のご参加、ご協力をお願い申し上げます。
-------------------
◯構想日本会員(個人)年会費1口10,000円(1~10口)、入会金2,000円 (WEBからお申し込みいただく場合は入会金免除)
◯構想日本会員(法人)法人会員A 年会費1口300万円、入会金30万円/ 法人会員B 年会費1口 50万円、入会金30万円/ 法人会員C 年会費1口 10万円、入会金5万円
詳細は、こちらからご覧ください。 http://kosonippon.org/wp-manager/info/member/
――――――――――――――――――――――――
*みなさんのご意見をお待ちしています。(800字以内でお願いします) info@kosonippon.org
いただいたご意見はバックナンバーと共に「読者の声」として以下に掲載しています。メルマガにて抜粋掲載をさせていただくこともございます。
*不掲載をご希望の場合は必ずその旨を明記してください。氏名、肩書きは、特にご指示がなければそのまま掲載します。匿名、ハンドルネームをご希望の場合は必ず明記してください。なお、盗作、名誉毀損、人権侵害、差別的な記述などの投稿は禁止いたします。
――――――――――――――――――――――――――
(編集後記)
「過ちては則ち改むるに憚るなかれ」これが実行できることは、素晴らしいと思います。
とはいえ、なぜ改めることにしたのか、それまでの経緯や理由など丁寧な検証こそ重要。
それを伝えるべき立場の人は言葉を尽くして伝えて欲しい。そこに人柄と度量が出ると思う。
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
◆J.I.メールマガジンは、構想日本の活動情報などをお届けする無料のメールマガジンです。1.代表及びスタッフが名刺交換させていただいた方、2.ホームページで直接申し込まれた方に配信しています。
◆登録・配信停止・アドレス変更は、 news@kosonippon.org へご連絡ください。
◆みなさんの個人情報は構想日本が厳重に管理し、構想日本の活動に関わるご案内をお送りする以外、使用することはありません。
◆転載をご希望の場合は、ご一報ください。
◆構想日本会員・寄付は、随時募集しております。
□■□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
発行 : 構想日本、発行責任者 : 加藤秀樹
Copyright(C) 1999-2020 -構想日本- All rights reserved.
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □■□