- 【No.745】「気候変動問題を知ること、伝えること」|一般財団法人地球・人間環境フォーラム 理事・事務局長 上野川 智子氏|
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J.I.メールニュース No.745 2016.02.25 発行
「気候変動問題を知ること、伝えること」
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【1】<巻頭寄稿文>
「気候変動問題を知ること、伝えること」
一般財団法人地球・人間環境フォーラム 理事・事務局長 上野川 智子
【2】<お知らせ>
(1) 第221回J.I.フォーラム 2月29日(月)開催
「 紛争、テロ、難民、その本質を考える そして、 私たち、日本、がするべきこと。出来ることを考える。」
(2) 今後の構想日本の活動
(3) 報道
「ふるさと住民票」カード交付 第一号 鳥取県日野町
河野 太郎大臣 茨城県行方市「第6回なめがた市民100人委員会」に参加
【3】<ご紹介>
(1) 「地域から考える気候変動問題~伊勢志摩サミットに向けて~」in 三重県 鳥羽
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【1】「気候変動問題を知ること、伝えること」
一般財団法人地球・人間環境フォーラム 理事・事務局長 上野川 智子
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つい先日、構想日本と地球・人間環境フォーラムが協力して、第220回J.I.フォーラム「産業革命から『1.5℃』の気温上昇! 可能か。できなければどうなる。」を開催した。※
気候変動に関するデータを正確に分析する役割の科学者の視点、『伝える』役割の気象キャスターの視点、そして実際にCOP21を取材したメディアの視点、異なった三つの視点からの発表をもとに議論され、参加された皆さんの関心の高さもあり、気候変動問題は後回しにはできない課題だという認識が徐々に広がっていることを感じた。
昨年11月には、政府として初の「気候変動の影響への適応計画」が閣議決定され、12月にはテロ直後のパリで、195の締約国が「産業革命前からの世界平均気温の上昇を2℃より低く抑え、1.5℃を目指そう」と決めた(COP21)。これで、COP3(京都会議)以降、徐々に熱が冷めていた日本国内の気候変動への関心を再び盛り上げてくれるか、と期待したが、「気候変動」という言葉の難しさなのか、それほどでもないようだ。一部のマスコミが一時取り上げただけで、すぐに話題に乗らなくなった。
こうした中、地球・人間環境フォーラムでは、環境省からIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の関連事業をいくつか受託し、地球温暖化問題の普及啓発を行っている。
課題は、いかに「気候変動」をわかりやすく伝えるか、皆さんに「待ったなしの問題なんだ」という危機感をもってもらえるかだ。とくに、若い世代は「温暖化した時代」を生きる当事者で、そうした世代にはより理解を深めてほしいと考えている。
3月9日に東京で開催するシンポジウムは、気候変動への理解を深め、一般市民に当事者意識を持ってもらうために企画したものだ。さらに、次世代の担い手である高校生にも参加してもらい、自分たちが考える環境問題等について発表してもらう予定である。3月18日には伊勢志摩サミットを目前にした三重県・鳥羽で、地域発で伝える気候変動問題のシンポジウムも開催予定で、こちらも高校生に参加してもらうことが決まっている。
関心の高さからか、東京開催のシンポジウムは2月25日現在、定員に達しているが、三重で開催するシンポジウムの募集は始まったばかりだ。この機会にぜひご参加いただき、気候変動問題について考えてみてほしい。
※ http://kosonippon.org/wp-manager/forum/backnumber.php
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上野川 智子(かみのかわともこ)
1962年東京都生まれ。実践女子大学文学部英文学科卒業。商社、不動産会社勤務を経て、1990年の地球・人間環境フォーラム設立より財団勤務。企業トップと内外の環境NGO/研究者をつなぐ任意団体運営や、80名余の会員で組織する「日本環境ジャーナリストの会」のサポート、低炭素社会創出等のための地域事業に対して金融の呼び水となる役割を果たすための団体設立に協力。
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多くの人にとって気候変動の直接的な影響は災害かもしれません。
私たち自信が気候変動を「自分事」と捉えないといけないと思います。
三重県などにお知りあいのいる方は、是非3月のシンポジウムのことをお知らせください。(代表 加藤秀樹)
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*みなさんのご意見をお待ちしています。(800字以内でお願いします)
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【2】(1)第221回J.I.フォーラム 2月29日(月)開催
「 紛争、テロ、難民、その本質を考える そして、 私たち、日本、がするべきこと。出来ることを考える。」
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◯日 時:平成28年2月29日(月) 18:30~20:30(開場18:00)
◯会 場:日本財団ビル2階 大会議室 港区赤坂1-2-2 TEL 03-6229-5111
◯ゲスト:アブディン モハメド オマル Mohamed Omer Abdin(東京外国語大学 特任助教、スーダン出身)
瀬谷ルミ子(NPO法人日本紛争予防センター 理事長)
ナジーブ・エルカシュ(ジャーナリスト、シリア出身)
◯コーディネーター:加藤 秀樹(構想日本代表)
◯主 催:構想日本
◯共 催:渥美国際交流財団
◯定 員:160名
◯参加費:一般 2,000円 / 学生 500円 (構想日本会員は無料です)
※学生の方は受付にて学生証をご提示ください。
◯懇親会参加費:4,000円(ご希望の方は懇親会参加とお申込み時に明記して下さい)
※フォーラム終了後、ゲストを囲んで、懇親会を開催いたします。
「頤和園(いわえん)溜池山王店」港区赤坂1-1-12 TEL 03-3584-4531
※フォーラムへのご参加は2月29日(月)12:00まで info@kosonippon.org にお願いします。
お申し込みはこちらから http://kosonippon.org/wp-manager/forum/index.php
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(2)《今後の構想日本の活動》
《行政関係》
2016年2月28日(日) 福岡県 大刀洗町事業仕分け
3月13日(日) 滋賀県 高島市「第3回ワークショップ」
今年度の実施一覧はこちらからご覧いただけます→ http://kosonippon.org/wp-manager/blog/?page_id=145
《その他》
2015年10月~隔週月曜日 京都大学経済学部 「公共経営論2」講義 (代表 加藤秀樹)
公共政策の各論を毎回ゲストの講義で進めました。ゲストは、
衆議院議員 河野 太郎氏、京都信用金庫 理事長 増田 寿幸氏、株式会社商工組合中央金庫 執行役員 小林 利典氏、財務省 近畿財務局長 武内 良樹氏、財務省 主税局主税企画官 関 禎一郎氏、厚生労働省 社会・援護局福祉基盤課福祉人材確保対策室長 榊原 毅氏、南日本ヘルスリサーチラボ代表・医師・前夕張市立診療所長 森田 洋之氏、前松阪市長 山中 光茂氏、浜松市長 鈴木 康友氏、外務省 高田 真理氏、小西美術工藝社 アトキンソン・デービッド・マーク氏、元ラグビーワールドカップ日本代表 平尾 剛氏。
2015年9月~毎週木曜日 法政大学 「NPO論II」講義 (総括ディレクター伊藤伸)
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(3)報 道
【1】「ふるさと住民票」カード交付 第一号 鳥取県日野町
構想日本は、昨年8月20日に全国9つの自治体と「『ふるさと住民票』の提案」を記者発表しました。
その第一号として鳥取県日野町が運用を開始し、日野町のシンボルであるオシドリを描いた「ふるさと住民カード」の交付式が行われました。
日本初の新たな試みに、是非ご注目下さい。
日野町のHP http://www.town.hino.tottori.jp/item/35154.htm#ContentPane
日野町 カード紹介記事 http://mainichi.jp/articles/20160214/k00/00m/040/009000c
カード交付式記事 http://www.sankei.com/west/news/160222/wst1602220030-n1.html
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016022201001661.html
http://mainichi.jp/articles/20160223/ddl/k31/010/518000c
http://digital.asahi.com/articles/ASJ2Q41QGJ2QPTIL00Y.html 他
【2】河野 太郎大臣 茨城県行方市「第6回なめがた市民100人委員会」に参加した時の記事 2016年2月21日(日)
http://mainichi.jp/articles/20160223/ddl/k08/010/107000c
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【3】<ご紹介>
今回のメルマガ執筆者、上野川様の活動に関するお知らせです。
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(1)シンポジウム「地域から考える気候変動問題~伊勢志摩サミットに向けて~」
伊勢志摩サミットを5月にひかえる三重県において、地球規模の課題である気候変動問題に関する最新の動向を紹介すると共に、これらの情報をいかに伝えていくか、そして今後どのような対策を進めていくべきかを皆さんと考えていきます。
是非ご参加ください。
◇日 時:平成28年3月18日(金)13:00-16:00(予定)
◇会 場:鳥羽国際ホテル ハーバーウィング6Fバンケットルーム 海城(あまぎ)
〒860-0047 三重県鳥羽市鳥羽1丁目23番1号
◇内 容:講演1「気候変動問題の最新の動向について(仮)」、講演2「三重県における異常気象の現状と今後(仮)」
パネルディスカッション 登壇者 立花義裕氏/多森成子氏/北野大氏/平石尹彦氏/辻製油株式会社/環境省地球環境局研究調査室/学校法人梅村学園三重中学校・高等学校 科学技術部 代表生徒
◇定 員:100名
◇参加費:無料
◇申 込:事前申込制 平成28年3月14日(月)までに ※
◇主 催:環境省
◇共 催:三重県
WEBフォーム(https://ssl.form-mailer.jp/fms/8d4a479f418917)
Eメール(climate@gef.or.jp)、電話(03-5825-9735)またはFax(03-5825-9737)よりお申し込み下さい。
※参加募集は締切期限内であっても定員に達し次第締め切らせて頂きます。
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