- 【No.211】日本のごみ問題の経験を世界に伝えよう
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JIメールニュースNo.211 2005.8.12発行
日本のごみ問題の経験を世界に伝えよう
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◆◆ 目 次 ◆◆
1.【日本のごみ問題の経験を世界に伝えよう】
2.【第98回「J.I. フォーラム」のご案内】
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1.【日本のごみ問題の経験を世界に伝えよう】
(財)地球・人間環境フォーラム 平野 喬
この春、「もったいない」という言葉をキーワードにした国際会議が東京
で開催された。題して「3Rイニシャティブ閣僚会合」。G8参加国に加え、ブ
ラジル、中国、韓国、南アなど20カ国の環境担当大臣らが「ゴミ問題」を話
し合うために一堂に会したのだ。
ことの始まりは、昨年の米国・シーアイランドでのサミットで、小泉総理
が世界に向けて提言した「もったいない精神」実現のための社会づくり、だ
という。3Rとは、リデュース、リユース、リサイクルの頭文字をとったもの
で、ゴミの減量、再使用、再利用を目指す循環型社会のキーワードだ。日本
政府は、これを機会に、3Rの様々なプログラムをアジアで展開していく予定
だが、ここではある民間テレビ局の活動についてお知らせしたい。
●ローカル局のテレビドキュメンタリーをアジアの人々へ
鹿児島県の民間放送、南日本放送の制作した「小さな町の大きな挑戦―ダ
イオキシンと向き合った川辺町(かわなべちょう)の6年」という作品である。
2003年に放映された同作品は、今年の2月、私どもの財団に事務局を置く
アースビジョン組織委員会(電話03-5362-0525)主催の第13回地球環境映像祭
で最優秀賞に輝いた。
監督は山縣由美子さんという若い女性キャスター。ダイオキシン問題と取
り組む、すべての取材対象に向けられる目は「対立」より「希望」という、
女性としての山縣さんならではの優しさにあふれている。
山間の谷に捨てられてダイオキシンを含んだ焼却灰。この灰を、町はどう
処理し、住民の理解を得、地域起こしにまでつなげたのか。一つ一つの役割
を担おうとする前向きな人物たちが登場する。
●もったいない精神を世界に広めよう
もったいない精神は、今年、ノーベル平和賞を受賞しケニアの環境副大臣、
マータイさんが、内外でその大切さを力説してくれたので、ふたたび世界的
にも有名になった。もともとリサイクルを進めるという物理的な意味の言葉
ではなく、ものを大事にする精神性を内包する言葉だ。
「小さな町の大きな挑戦」には、ものを大切にし、なによりもふるさとを
大切にする精神が込められている。英語版のナレーションも完成したという
から、ぜひアジアの人々にも見てもらいたい。ローカル局の一番組みで終わ
らせてしまっては、あまりに「もったいない」。
<プロフィール>
地球・人間環境フォーラム専務理事、機関誌グローバルネット編集長、地球
環境映像祭担当。
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2.【第98回「J.I. フォーラム」のご案内】
飽食の「貧食国」日本
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「日本に帰ったら野菜がおいしくなかった」──。30年来ケニヤで生活
環境の指導に携わってきた岸田 袈裟さんの言葉です。(第79回JIフ
ォーラムより)
その一方で、世界中の食べ物が手に入り、テレビではグルメ番組が大盛況
です。
ダイエットやサプリメントが大流行の一方で、世界一食べ物が捨てられて
います。今の日本では、「食べ物」や「食べること」が身体を養うという本
来の役目から離れてしまっているように見えます。
その結果、様々な社会的問題が起こっているのではないかと、「キッズ・
シェフ」(味覚の授業)に取り組んでおられる三國清三さんと、子どもたち
に畑での野菜づくりを通して生きることの実感を教えている萩原さとみさん
をお迎えし、「食べること=生きること」の基本について大いに語っていた
だきます。
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日 時 : 平成17年8月31日(水)
会 場 : 銀座ソニービル8階 ソミドホール
開 演 : 午後6時30分(開場:午後6時00分)
ゲスト : 三國清三氏(「オテル・ドゥ・ミクニ」オーナーシェフ)
萩原さとみ氏(かあちゃん塾「ファーム・インさぎ山」代表)
他
主 催 : 構想日本
定 員 :160名
フォーラム参加費 :2,000円(シンクネット・構想日本会員は無料です)
懇親会参加費 :3,500円
(ご希望の方は下記懇親会参加に○印をつけてください)
※ゲストを囲んで懇親会を開催いたします。
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参加ご希望の方は、8月30日までに出欠の是非を、下記のメールアドレス
にお申し込み下さい。
forum@kosonippon.org
お名前
所属
ご連絡先
懇親会に 参加する 参加しない
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*参加申し込みに関するお問い合せは、
事務局 木下まで。TEL 03-5275-5665
*内容に関するお問い合せは、
フォーラム担当 西田まで。TEL 03-5275-5607
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