【No.208】埼玉県志木市長を退任”地方における首長や議員の役割を再検討”
2005.07.22

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JIメールニュースNo.208  2005.7.22発行
埼玉県志木市長を退任”地方における首長や議員の役割を再検討”

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◆◆ 目 次 ◆◆
1.【埼玉県志木市長を退任”地方における首長や議員の役割を再検討”】
2.【第97回「J.I. フォーラム」のご案内】
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1.【埼玉県志木市長を退任”地方における首長や議員の役割を再検討”】
地方自立政策研究所 理事長(前志木市長)
穂坂 邦夫
本年6月30日をもって埼玉県志木市長を退任しましたが「やっと肩の荷が
降りた」というのが実感です。そして同時に「硬直化している行財政システ
ムと極度の財政悪化にありながら抜本的な改革を先送りしているこの日本は
大丈夫か、国の財政悪化の影響を受けるとともに、行政が肥大化し、社会の
二分化が加速している市町村の将来は」という危機感です。
市長在任中は、全国初の25人程度学級やホームスタディ制度、公共事業の
市民選択権保有条例、自然再生条例、市政運営基本条例に基づく市民による
市役所「市民委員会の設置」、地方自立計画に基づく行政と市民との協働
「行政パートナー制度」の実施など様々な施策に取組み、住民自治の実証と
地方の意志を明らかにしてきました。また地方自治体の護送船団方式を改革
するため、「地方から国を変える」をコンセプトに国の構造改革特区を活用
して市町村長の必置規定の廃止(シティマネージャー制度の導入)、教育委
員会の廃止(再構築)、公務員の勤務形態の弾力化など地方の行政構造を改
革する様々な提案(6勝24敗)をしてきました。
さらに改革をめざす全国の市町村長と連携するため「市町村サミット」を
開催し「地方の自立と改革」に向け具体的な要請活動を国に行ってきました。
しかし我が国の先送り体質は、微細な改善には取り組むものの、抜本的な改
革には手がつけられません。このような状況の中で、市長職の実感は「名誉
職ではなくシティマネージャー以外の何ものでもない」という確信です。
さらに、30年余りを経験した地方議員(市議や県議)も二元代表制の一員
として20世紀に定着した首長に対する単なる監視機能や牽制機能から大きく
変化し「地方行政システムを大改革する救世主いわば改革の旗手」になるこ
とが重要な役割となっています。
これからは、国に様々な改革を提案している「構想日本」を始め地方の
改革に取組む住民団体やNPO、6万人近い地方議員や市町村長とともに、地方
自治体の改革や自立をサポートする「NPO法人地方自立政策研究所」の代表
として、積極的に活動してまいります。

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2.【第97回「J.I. フォーラム」のご案内】
『ローテクベンチャー』で日本再生!
─ 地場産業・中小企業が元気になってこそ、日本は元気になる ─
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「日本の地場産業は時代遅れだ」という経済の専門家も多くいますが、本
当にそうでしょうか?
先端技術や、海外でジャパン・クールともてはやされるデザイン・アイデ
アの多くが、実は地場・伝統産業で蓄積されてきたものです。ここに日本の
底力があります。
地場産業の製造に関わる、漆器の町・山中町長の田中 實さん、毛筆で有名
な熊野町の竹森 臣さん、名古屋市で特殊メッキを手がける菅沼 延之さんと、
手仕事をファッショナブルに生き返らせている田中陽子さんとともに、伝
統・技術・創意などについて語っていただきます。
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日 時 : 平成17年7月26日(火)
会 場 : 銀座ソニービル8階 ソミドホール
開 演 : 午後6時30分(開場:午後6時00分)
ゲスト : 菅沼 延之氏(名古屋メッキ工業代表取締役社長、名古屋市)
竹森 臣氏(竹宝堂代表取締役社長、広島県・熊野町)
田中 實氏(石川県・山中町長、漆器の町)
コーディネーター : 田中陽子氏(クラフトショップ・ゆずりは店主、青森
県・十和田湖畔)

主 催 : 構想日本
定 員 :160名
フォーラム参加費 :2,000円(シンクネット・構想日本会員は無料です)
懇親会参加費   :3,500円
(ご希望の方は下記懇親会参加に○印をつけてください)
※ゲストを囲んで懇親会を開催いたします。
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参加ご希望の方は、7月25日までに出欠の是非を、下記のメールアドレス
にお申し込み下さい。
forum@kosonippon.org
お名前
所属
ご連絡先

懇親会に     参加する      参加しない
—————————————————————–
*参加申し込みに関するお問い合せは、
事務局 木下まで。TEL 03-5275-5665
*内容に関するお問い合せは、
フォーラム担当 西田まで。TEL 03-5275-5607
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