2020.11.16
【実施報告】第4回かもがわ市民会議を開催しました(テーマ:総合計画策定)

〜 開催概要 〜

千葉県鴨川市では【鴨川市総合計画】の策定に向けて『働きがいのある仕事づくり』『生活を支える交通』『子育て子育ち環境づくり』『みんなで考える防災対策』の4つをテーマに第4回かもがわ市民会議(住民協議会)を開きました!

★「かもがわ市民会議」の特徴★

  1. 市の総合計画(令和3年度からの5か年計画)を、無作為に選ばれた市民(かもがわ市民会議)が中心になって作成。鴨川市史上初めての試み。
  2. かもがわ市民会議に加えて、市の有識者などで構成される「総合計画審議会」でも並行して議論し、双方向にやり取りをしながら計画を作成する。
  3. 住民基本台帳から無作為に選ばれた市民3,000人に、事前にアンケートを送付。その回答結果から、4つの議論のテーマ「働きがいのある仕事づくり」「生活を支える交通」「子育て子育ち環境づくり」「みんなで考える防災対策」を設定。

【開催日時】 10月17日(土) 13:00〜16:00

【会  場】 鴨川市役所

※参考※鴨川市HP(http://www.city.kamogawa.lg.jp/soshiki_ichiran/hisyokouhouka/info/shinokeikaku_sesaku/sougou_keikaku/5kei/index.html

〜 議論の様子 ~

■第4回

始まりの全体会では、構想日本から「提案書(素案)」の構成、「意見提出シート」の書き方について説明を行い、その後、各分科会ごとに、議論を行いました。

それぞれの分科会では、参加した市民から以下のような意見がありました。

城西国際大学の跡地の活用では、施設の利用目的を1つに限定するのではなく、住宅・企業・保育園が入るなど複合的に利用することも考えられるのではないか。例えば、トヨタ自動車とNTTが協働してスマートシティの取組みを行うようなイメージで、コンパクトに行えればいいのではないか。〈分科会①〉

高齢者などの交通弱者にばかり目がいっているが、絶対に運転できない人は、免許を持っていない人とお酒を飲んでいる人。主人がそうだが、お酒を飲んだあとに移動手段があれば車を手放してもいいと言っている。ということはそこにニーズがあると思う。デマンドタクシーの利用率が低く、誰でも利用できるのならば、まず知ってもらって使ってもらうことが一番だと思う。ニーズがあるところから始めてもいいのではないかと思う。〈分科会②〉

運営委員ではないが、一度、土曜スクールの子どもたちにサーフィンを体験させたいということで、手伝ったことがある。土曜スクールの体験で、子どもたちが自分と違う年代がどういうこと考えているのかわかること、縦のつながりができることはよいことだと思う。〈分科会③〉

自助、公助、共助と3つの言葉が並んでいるが、行政側が自助という言葉を過度に強調すると責任転嫁という風にとらえられる可能性もある。行政の方にとっては広報などの仕方、バランスなどが難しいかと思う。自己責任という言葉が独り歩きして取り違えられるようなことがないように上手く進めて欲しい。〈分科会④〉

次回は、11月29日(日)13:00~16:00に開催予定です。総合計画書(素案)の内容について議論をする回になります。

※会議の開催に当たっては、参加者・傍聴者共に、入口での検温・手指の消毒の実施を行うほか、マスクの完全着用、それぞれのソーシャルディスタンス及び座席間のパーテーションを設けるなど、コロナウイルスへの感染対策には十分注意をした上で開催をしています。