構想日本の概要
構想日本は「社会を良くしたい」という強い思いを持つ、「実現」する政策シンクタンクです。すべての人が個性を生かして輝くことを大切に、事業を展開しています。
一般的に、政策シンクタンクは医療、教育、財政などの分野ごとに、「制度をこう変えたほうがいい、こんな法律をつくるとよい」などの提言をします。しかし、そこには二つの問題があります。一つは、分野ごとの制度、行政のタテ割りが社会の現状に合わなくなっていること。もう一つは、提言だけでは政策も変革も実現しないこと。特に日本では、その傾向が強いのです。
そこで構想日本は、(1)分野にとらわれず、社会全体の未来を考えて課題を解決すること、(2)政界やNPOなどの活動団体、メディアなどに働きかけて、何年かかっても実現させる!ことに力を注いでいます。
若者などの選挙離れは国民が政治を「他人ごと」にした結果です。しかし、「他人ごと」は最終的には国民自身に不都合な状況をもたらしています。そこで、「ふつうの人」が政治や政策を身近に感じ、「自分ごと」と思うことを目的に、まずは住民を無作為抽出の手法で選び、地域の課題を議論してもらう、「自分ごと化会議」を展開しています。私たちが政治を「自分ごと」にすることが社会を良くしていくことのスタートだと考えるからです。
また、シンクタンク本来の「政策提言」に加えて、政府予算をキーワード検索できる「JUDGIT!」、基礎自治体の事業を横串で見るデータベース「Jレビュー」、居住地以外の地域にも関われるしくみ「ふるさと住民票」など、幅広い活動を行っている点も、構想日本の大きな特長です。
さらに最近、行政だけでなく民間企業との連携が増えてきたことや、長年蓄積してきたノウハウが様々な形で使えるデータとしてまとまってきたことで、新しくチャレンジできる分野が見えてきました。これら新たな領域にも積極的に取り組んでいきたいと考えています。