津山自分ごと化会議では、「プール施設のあり方」をテーマに、2019年11月から全4回にわたって議論をしました。
会議では、プール施設のあり方を今後考えていくにあたり、「4つの提案」をとりまとめましたのでご報告します。
≪4つの提案項目≫
- 子どもたちにとっての必要性や財政的な観点など様々な角度から市営プールと学校プールの双方のあり方を見直す。
- プール全体の見直しをするにあたっては、利用者の内訳や利用状況など、現状把握を重視する。
- グラスハウスについて、今のような運営は来年度いっぱいとし、その間に今後の活用について検討し、結論を出す。
- プールの見直しと併せて子どもたちが安心して遊べる場を中心としながら地域が元気になる環境の整備を検討する。
詳細は下記、URLよりご確認ください。
https://www.city.tsuyama.lg.jp/common/photo/free/files/12262/tsuyama_jibungoto_report.pdf
≪参考≫
~ はじめに ~
私たちは2019年11月から2020年1月まで、4回にわたって「津山自分ごと化会議」の委員として、「プール施設のあり方」について話し合ってきました。この提案書は、これまでの議論を4項目の提案にまとめたものです。この会議の大きな特徴は、住民基本台帳から無作為に選ばれた市民が議論したことだと思っています。従来、プールについて考える会議であれば、プールをよく使う人や専門的な知識を持っている人だけの場が多かったと思いますが、今回の委員の中には、プールをよく使う人だけでなく、以前は使っていたけれど今はあまり使わない人や学校の水泳授業依頼、一度も利用していない人など様々でした。
そのような多様な市民が集まる中で、初めのうちは何を話せばよいのか不安に感じる人も多くいましたが、会議が進むうちに利用者、納税者の視点で当事者意識を持って考えるようになり、プール施設のことだけでなく津山市全体のことを本気で考え積極的に、かつ前向きな意見が飛び交い活発な議論になりました。
会議の中で最も多く意見の出たグラスハウスについては、指定管理料として年間約1億1千万円の税金がかかっていることを知り、今の運営方法を見直して、その代わりに子どもたちのために使ってほしいという意見が多く出ました。また、第3回会議にナビゲーターとして参加された熊谷哲さん(公益財団法人笹川スポーツ財団)から提訴された『「誰のため」「何のため」のプールなのか』について、「子どもが最優先で、レジャーより子どもたちが水難事故に遭っても命を守ることのできるよう技術の向上を一番の目的にする」ことを会議の中で共有しました。
参加者アンケートの結果からもわかるように、この会議の満足度が非常に高いです。今後も、自分ごと化会議をはじめとして行政と市民が対話できる場が増えることが、さらに市民満足度の高い津山市になると感じています。
今回まとまった4つの提案を基にして、市としての結論を出していただきたいと思います。今回関わった私たちもできる限り今後も関わり続け、協力をしていきたいと思っています。これからの津山市の動きに期待をしています。
2020年2月
「津山自分ごと化会議」からの4つの提案 ~プール施設のあり方について~より
「津山自分ごと化会議」委員一同
はじめにの文章を抜粋
これまでの議論は以下のURL先よりご覧ください。
●アンケート結果抜粋(自分ごと化会議委員の声)
提案に対する回答は公開して、市民がわかるようにしてほしい。
既存施設をやめる勇気にこの提案書を活用して頂きたい。
誰のための何のためのプールなのか?⇛子どものための泳力レベルあげるためのプールにしてほしい。
津山のことについて、角度を変えて知ることができたこと。新たな出会いがあり、関係性が広がった。
市政課題、地元課題に注視する様になった。
広報を見るだけでなく議会の傍聴をしてみたいと思いました。大切な税金の使い方やその他の事ももっと聞いてみたいです。
●主なSNSでのコメント