2020.03.18
【結果報告】海南市住民協議会:これからの「コミュニティ施設のあり方」を考える6つの提案がまとまりました。
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海南市住民協議会では、「コミュニティ施設のあり方」をテーマに、2019年7月から全5回にわたって議論をしました。

協議会では、コミュニティ施設のあり方を今後考えていくにあたり、「6つの提案」と「見直し基準」をとりまとめましたのでご報告します。

≪6つの提案項目≫

  1. コミュニティ施設の活用状況をより厳密に把握したうえで、個々の地域の特性に応じて市民が納得できる「見直し基準」を作る
  2. コミュニティ施設をよく使う人とまったく使わない人の意識の差を埋めていく
  3. 地域コミュニティの重要性を市民みんなが再認識するための工夫をする
  4. 地域コミュニティの核となる「自治会」の役割や必要性の周知の仕方を変えて自治会加入者を増やすことを目指す
  5. 単に情報を出すだけでなく、コミュニティ施設や地域活動の情報をできる限り多くの市民が共有できるよう情報の出し方を改善する
  6. コミュニティ施設は防災の拠点にもなりうることを市民が意識する

詳細は下記、URLよりご確認ください。

http://www.city.kainan.lg.jp/kakubusho/soumubu/kikakuzaiseika/kikakuzaiseikatorikumi/jyuuminkyougikai/1583395405585.html

≪参考≫

~ はじめに ~
私たちは2019年7月から12月まで、5回にわたって「海南市住民協議会」の委員として「コミュニティ施設のあり方」について話し合ってきました。
この協議会の大きな特徴は、住民基本台帳から無作為に選ばれた市民と、自治会の役員など地域の活動に中心的に取り組んでいる人の混成で構成されていたことだと思います。さらには、昨年度行った「行政事業レビュー」に参加した市民(同じく無作為抽出により選出)も、オブザーバーとして毎回の議論を聞き意見を出していきました。
今回のテーマであるコミュニティ施設は、無作為に選ばれた人たちはあまり利用しておらず、一方地域活動に中心的に取り組んでいる人たちは頻繁に利用していました。よく利用する人と利用していない人では、当然ながら施設の必要性についての考えは異なり、初めのうちはギャップがあったと感じる委員も多かったのではないかと思います。
しかし、協議会が進むにつれて、地域コミュニティの重要性や、施設の見直しにあたっては一定の基準を作りながらも一律に考えるのではなく、地域の実情に合わせながら考えることの必要性などは、委員全員が共有できたと思います。
また、協議会の議論を通して、これまで行政と自治会や市民との対話が少なかったことが明らかになりました。コミュニケーション不足は双方の誤解に基づく感情的対立も招きかねません。今後は、コミュニティ施設に限らず、このような協議会をはじめとして行政と市民が対話できる場が増えることが、市民満足度の高い海南市になると感じています。
今回まとまった6つの提案と見直し基準を基にして、市としての考え方をまとめていただき、そしてそれぞれの地域で対話をしながら結論を出していただきたいと思います。今回関わった私たちもできる限り今後も関わり続け、協力をしていきたいと思っています。
これからの海南市の動きに、期待をしています。
2020年2月
「海南市住民協議会」参加者一同

「海南市住民協議会」からの6つの提案 ~コミュニティ施設のあり方について~より
はじめにの文章を抜粋

●これまでの議論は以下のURL先よりご覧ください。

http://kosonippon.org/wp-manager/blog/?cat=89

●アンケート結果抜粋(住民協議会委員の声)

今まで何気なく暮らしていた地域が、住民の人々の協力の下で成り立っていると自覚すること ができた。これから”協力する側”に回っていきたい。

地元に興味がわいている。他人事でなく考えて行動・発言していかないといけないと考えが変わりました。

これまでコミュニティ施設を利用することもほぼなかったし、そもそもあることも知らなかったが、利用してみ たいと思うようになった。

協議会で出た意見・提案がちゃんと施策に反映されているか、チェックをしていかなければいけ ないと感じた。

「基本的にはこうだろう」「普通はこうだ ろう」という思いが通じないのがよく分かった。本当 に色々な考え方があるのだなと思った。

「構想日本」を入れたスタイルを考えた海南市は良かったと思う。問題は次のステップにどう移していくか、そのプロセスがポイントになると思う。

●主なSNSでのコメント