〜 開催概要 〜
岡山県津山市で「プール施設のあり方について」をテーマに住民協議会を開きました!
★「津山自分ごと化会議」の特徴★
1.「津山自分ごと化会議」と称して、津山市で初めて住民協議会を開催。
2.市営プールと学校プールのあり方について市民目線で議論する。
3.無作為に選ばれた1,700人の中から応募のあった35人の市民が参加。
【開催日時】 1月18日(土)13:00~16:00
【会 場】 津山市役所
詳細は、下記のURL先(津山市HP)をご覧ください。
https://www.city.tsuyama.lg.jp/life/index2.php?id=7317
〜 議論の様子 〜
■第4回
11月に始まった津山自分ごと化会議もいよいよ最終回となる、第4回会議を1月18日に津山市役所で開催しました。
まずは、構想日本代表の加藤より「自分ごと化会議の意味」と題して、自分ごと化会議の趣旨や目的を説明しました。
「これまで全国で120回くらい無作為抽出を使って会議をしてきて、全国に約1万人くらいみなさんの仲間がいる。参加したみなさんからは「勉強になった」という声もあるが、「参加して良かった」「楽しかったと」いう声が大きい。」
「自分の生活の中でまちのことに直接関わっていて、主役である皆さんが津山のことを考えて話すといろんな意見が出てくる。それが行政に取り入れられる。そうして自分ごと化されていくことが、まちにとっても大事なことなんだと思う。」
「他人事になって、行政や政治だけに任せて知らないところで決まって自分たちの思っているようにならないと自分たちが損する。関心を持ったほうが自分たちの得になる。」
「これから津山でも人口は減ってきて、お金もたくさんあるわけではないけれど、やらないといけないこともある。そういうことを自分のことだと思って、津山のことを一生懸命考えていただきたい。日本中でそうなれば必ずいい国になる。」
つづいて、第3回会議の振り返りとこれまで3回の議論や改善提案シートに書かれた内容をとりまとめて作成した提案書(案)の説明を行いました。
第3回会議の詳細はコチラ↓
http://kosonippon.org/wp-manager/blog/?p=2900
提案書(案)は、4つの提案にまとまりました。
https://www.city.tsuyama.lg.jp/common/photo/free/files/12262/20200118_5.pdf
①子どもたちにとっての必要性や財政的な観点など様々な角度から市営プールと学校プール双方のあり方を見直す。
②プール全体の見直しをするにあたっては、利用者の内訳や利用状況など、現状把握を重視する。
③グラスハウスについて、今のような運営は来年度いっぱいとし、その間に今後の活用について検討し、結論を出す。
④プールの見直しと併せて子どもたちが安心して遊べる環境の整備を検討する。
説明の後は、提案書の完成に向けて提案書(案)を基に議論しました。
その一部をご紹介します。
「グラスハウスに使われている、1億1千万円の費用対効果を津山市民がどれくらい受けているのか考えることが必要。」
「今の子どもはプールよりもゲームや習いごとが忙しかったりする。なので統合を考える時期が来ている。必要な物を残して、いらないものを整理しないといけない。」
「20、30代の子育て世代はどう思っているのか?日々の生活にいっぱいで、そんな頻繁にプールに行こうという余裕はないかもしれない。そう思うとプールはいるのか?」
「加茂は小学校1年生の時から全員泳げるようにしようという方針があった。泳げない子は指導してもらい、ほとんどの子が泳げる。津山市としても全員が泳げるという目標を立ててはどうか。」
「津山市に何が不足しているのか、子どもたちにアンケートするのがいいのではないか。」
「娘に学校プールがなくなるのはどう思う?と聞いたら、考えられないと言っていた。」
「昔は、祖父が牛を洗ったついでに水路で水泳を教えてくれていた。今、孫に水泳を教えようと思っても、教える場所がない。」
今回の議論でも約20名の参加者が市営プールや学校プールについて、自分ごととして真剣に考え積極的な意見や前向きな意見が多く飛び出しました。
このあと、提案書(案)を今回の議論や会議終了後に提出いただいた意見提出シートを基にまとめて、完成した提案書を2月6日(木)に参加委員から市長へ提出します。