~ 開催概要 ~
岡山県津山市で「市営プールと学校プールのあり方」をテーマに住民協議会を開きました!
★「津山自分ごと化会議」の特徴★
1.「津山自分ごと化会議」と称して、津山市で初めて住民協議会を開催。
2.市営プールと学校プールのあり方について市民目線で議論する。
3.無作為に選ばれた1,700人の中から応募のあった35名の市民が参加。
【開催日時】 12月21日(土)13:00~16:00
【会 場】 津山市役所
詳細は、下記のURL先(津山市HP)をご覧ください。
https://www.city.tsuyama.lg.jp/life/index2.php?id=7317
~ 議論の様子 ~
■第3回
今回の会議では、まず第2回会議の振り返りからスタートしました。
第2回会議の詳細はコチラ↓
http://kosonippon.org/wp-manager/blog/?p=2698h
そして、ナビゲーターの公益財団法人笹川スポーツ財団 熊谷 哲 氏より「公共プールのあり方について」と題して、問題提起を頂きました。プールの歴史、公共プールや民間プール数の推移、子ども時代習いごと、公認プールの基準、公共プール減少の理由、他都市でのプール利用に関する特徴的な改革手法等について説明がありました。
お話の中では、
「全国的に見て4〜11歳の習いごとで多いのは昔からずっとスイミング。津山市ではどうか?この数字から何か見えてくるかもしれない。」
「公営プールを考えるときでも学校プールの話は外せない。」
「津山市のプールの使用者は市内の人が多いのか、市外の人が多いのかでも考え方が変わってくる。例えば、グラスハウス(市営)の利用者の5割が市外の人と考えた場合に、指定管理料約1億1000万円のうち、約5500万円を津山市から市外の人に払っていることになる。これを津山市民がどう考えるか。」
「コストだけでなく、どういった価値があるかを天秤にかけて考える必要がある。」
「プールの改革手法は様々あるが、まずは津山市民にとって「誰のため」「何のため」を考えることが重要。」
ナビゲーターの話を踏まえて、全体での議論に進みました。
問題提起のあった、津山市のプールが「誰のため」「何のため」のプールなのかについては、
「子どものためが最優先」
「レジャー目的よりは子どもたちが水難事故が起きても命を守ることのできるよう技術の向上を一番の目的にする」
といった意見が多く出ました。
その後の議論の中では、
「子どもが何かあったときに泳げる泳力を身に付けるためだとしても、レジャー用だとしても、今の津山市ではどちらにしても中途半端。」
「子ども達も人並みに泳げればいいと思う。」
「グラスハウス(市営)の指定管理料1億円を自分の家に置き換えて考えてみると、いらないものから減らさないとお金がもったいないと思う。グラスハウスをなくせば、そのお金で新しいプールの建設や学校プールの修繕に回せるのではと感じた。」
「屋内プールが整備されれば、年間を通してプールの授業ができるし空いた時間で一般の方にも使ってもらうといい。」
「グラスハウス(市営)のガラス屋根の特徴を活かして、例えばジャングル公園や研究所など別の使い方を検討してはどうか。」
「中学校のときに久米のプール(市営)で授業をしていたが、屋内なので雨が降っても関係ないし、温水なので水が冷たいのも気にしなくてよかった。」
「前回まではグラスハウス(市営)を維持してほしいと言っていたが、今回話しを聞いてグラスハウスはなくして欲しいと思った。」
などと、参加委員の皆さんは自分ごととして考え、積極的に多くの意見が出ました。
第4回(最終回)の会議では、これまでの議論をまとめた提案書(案)をもとに議論し、市へ提出する提案書をまとめ上げていく作業を行います。