「自分ごと化」のプロセスを太田市からレポート
群馬県太田市は2018年度に「ごみの減量化」を「自分ごと化会議」で議論しました。
“ 雑がみと容器包装プラスチックを意識的に分別すると、家庭ごみが半分に減った! ”
そこで詳しく分別の方法などを学び、それを実行することで、多くの委員の家庭でごみが減りました。
“ これを20万人の市民に広げれば、太田市のごみは半減する。 ”
ゴミ減量化がテーマの「自分ごと化会議」は2019年3月で終了しましたが、委員として参加した住民が、問題意識を「自分ごと化」し、委員が「太田ごみ減量化プロジェクト」をスタート。市全体に広げようと動き始めています。
■参考「2018年太田市住民協議会」
太田市では、2018年7月から11月にかけて全5回、「ゴミの減量化」をテーマに住民協議会を実施しました。
ゴミの更なる減量化や資源化を進めるために個人、地域、行政は何をすべきか市民視点で議論しました。
詳しくはこちら‼
ゴミ問題が “自分ごと” に!
■ 発見
処理場の見学、詳しい分別の仕方を「自分ごと化会議」で学び、家庭で実行したら、ごみが半減。意識すればごみは減ることを発見!
■ 太田市全体を「自分ごと化」
会議に参加した住民は約40人、太田市民は約20万人。自分たちの経験をいかに太田市全体に広げるか。太田市全体が住民にとって「自分ごと」に!
■ 自ら動いて広める!
OB/OGで「太田ごみ減量化プロジェクト」をスタート。定期的に集まり、広く市民に向けた活動を進めています。
「太田ゴミ減量化プロジェクト」をスタートさせた住民の声
ごみ減量化についてはしらないことだらけでしたが、実際に家庭で半分までごみが減ったことから、太田をより良く出来る可能性を感じました。OB/OGが集まり市民へ広める活動中です。伝える難しさもあり大変ですが行政に任せっぱなしにせず、「自分ごと」として出来る事を頑張りたいと思います。
2018年度太田市住民協議会の参加者
「自分ごと化」の輪を一緒に広げましょう!
構想日本はこれまでに「自分ごと化会議」を63自治体で126回実施しています。
実施主体は行政のみならず、議会や議会の会は、市民団体など様々。
誰でも実施できるのです。
是非一緒に「自分ごと化」の輪を広げ、
日本の民主主義をアップデートさせましょう!
※本投稿内容は、構想日本が発刊する機関紙「J.I.News(vol.56)」の内容を一部修正を加え掲載しています。http://kosonippon.org/wp-manager/jinews/index.php