【No.1140】自分ごと化会議が始動します!
2024.07.04

構想日本 メールマガジン #1140 2024.7.4発行

構想日本ジャーナル

TOPビジュアル:壁画絵師 木村英輝

TOPICS

◆代表加藤がYahoo!ニュースに寄稿<2位じゃだめなんですか発言を振り返る>
◆おしらせ<7月の自分ごと化会議>
◆JIフォーラム温故知新 Vol.1
◆月刊コピー
◆【編集後記】リザレポンのひとりごと会議

※バックナンバーは こちらから


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代表加藤がYahoo!ニュースに寄稿<2位じゃだめなんですか発言を振り返る>
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蓮舫氏が東京都知事選挙に立候補したからでしょう、「2位じゃだめなんですか」発言があらためて取り沙汰されています。
(中略)

その10年後の2019年8月30日、「京」はシャットダウンしました。製造と7年間の運用費用合わせて約2,000億円。事業仕分けの時に文科省や理化学研究所(以下、理研)が主張した「世界一の研究」も「夢」も「3.4兆円の経済効果」も実現したという報告も報道もないままに「京」はスクラップとなりました。

本文はこちらから。最後のAIの評価、ぜひご覧ください!


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おしらせ<7月の自分ごと化会議>
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●香川県多度津町自分ごと化会議(全4回の1回目)
【日時】7月6日(土)13:00-16:00
【場所】多度津町地域交流センター2階ホール
【テーマ】多度津町における地域交通
【傍聴】誰でも自由に参加(申込不要)

●兵庫県豊岡市 豊岡市自分ごと化会議(全2回の1回目)
【日時】7月7日(日)13:00-17:00
【場所】豊岡稽古堂3階 会議室
【テーマ】バス交通をリデザインする ~誰もが気軽に移動できる地域を共に考える~
【傍聴】誰でも自由に参加(申込不要)
【URL】リンク

●岡山県真庭郡新庄村 新庄村村づくり自分ごと化会議(全4回の1回目)
【日時】7月21日(日)10:00-12:00
【場所】新庄村役場 多目的大ホール
【テーマ】空き家対策・移住施策
【傍聴】誰でも自由に参加(申込不要)



あの素晴らしい学びをもう一度。過去のフォーラムから現代にも通じるエッセンスをご紹介します。vol.1
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第119回「美しい日本」について話そう~美しい国とは何がどうであることなのか~ 2007年6月28日

パネリスト
◆中西進氏:万葉学者。令和の名付け親(と言われている)。日本学士院賞(70年)、和辻哲郎文化賞(91年)他、受賞。文化功労者、瑞宝重光賞、文化勲章受章。
◆アレックス・カー氏:東洋文化研究家。米国出身、77年から京都府亀岡に住む。四国・祖谷(いや)地域ブームの火付け役。
「美しき日本の残像」が外国人初の新潮芸術賞受賞。京都の町屋再生事業、コンサルティング事業を手がける(株)「庵」を創業。
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「一人ひとりの持つ美的感覚にもとづいて町や国を作る意識が何より重要」という強いメッセージの通った回でした。
「なぜ欧州は古い美観と現代生活がうまく融合できるのか」という具体的な話題、
また「自分ごと化会議」に通じる視点があり、学びが多々あります。(以下フォーラム内容を一部抜粋、敬称略)
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日本人に一番欠けているものは思考の成熟さだと思う。心の成熟があればもっと本質的な議論ができる。
それぞれが心の中で何を美しいと思えるかをもっと考えるべきではないか。「美」とは心の成熟に宿る。(中西)

欧州では18-19世紀の建物の外見に変化はなくとも、中に住んでいる人々は現代的な生活をしているのが常識。
現代人が快適に住めるように改修する技術はあり、意外と安く直せる。
日本は他の技術は非常に発達したが、古い町や田舎のリサイクル技術が発達しなかった。(カー)

日本では美観が二の次に扱われているが、心の貧困を救う福祉は文化政策
それが一番後回しになるということは、役立たないものと考えられている証拠。
そういう政策がこれから転換されていけば大いに直っていく。
またそれ以上に大事なのは「国の金でないとできない」という心を捨てること
個人が社会の一員として誇りをもち、情けないじゃないかと思って具体的に考えること。(中西)

私は何といっても風土に根ざしているかどうかを考えれば、美しいか醜いかという判断ができる気がしている。(中西)

一人一人がこれは嫌だ、これがきれいだ、と判断すること。そして考え感じることが大切。
そういう敏感な感受性は、昔から日本の文化が持っていたもの。(カー)

昔に戻るのではない、一番大事なものが何であるかを再認識して、
それを現代的な文明の中で頑なに守ろうということ。これが人間としての誇りだ。(中西)


毎月、構想日本の想いをキャッチコピーで紹介していく「月刊コピー」第4回。
構想日本が大切にする「自分ごと化」とは、どういうことなのでしょう。
社会のことを考えて気づいたこと(=自分ごと)を、できる範囲で、ふだんの生活に取り入れてみる。(=生活ごと)
もしそれを愉快に感じたら(=愉快ごと)続けられますね
無理なく日常に溶け込んでこそ、本当の「自分ごと化」だと思うのです。
社会にとって大事なことを、頭の中だけではなく、暮らしの中に頑張るより楽しく
そんなふうに「自分ごと化」が進んでいってほしいのです。


【編集後記】リザレポンのひとりごと会議

JIフォーラム温故知新、いかがでしたか。
「古いものを愛す」美的感覚は日本人より欧米人に多い気がしています。
「他人とかぶりたくない」傾向についても同様で、その二つは重なる部分があります。
祖母のアクセサリー、父親の昔の洋服、道端で拾った家具を自分好みにアレンジして若い人が使うのをよく見ます。
国内でも最近ではリサイクルショップやフリマアプリが盛んですね。
個人的には、不用品をどこかの誰かが喜んで使ってくれる、安全な取引システムが確立されていて、最高です。
「他人の使ったものを使うことに抵抗感を示す人がいますけど、飲食店なんて、
どんな高級店でも食器は使いまわしですからね」とどこかで見かけて、膝を打ちました。
社会で生きるってそういうことかも?

◆リザレポン
構想日本広報宣伝リーダー/構想日本ジャーナル編集長。絵本作家としての一面も持つ。
夫と二人の娘と地方在住。家では和食、外ではエスニック料理が好き。

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発行 : 構想日本、発行責任者 : 加藤秀樹
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