• 読者の声

タイトル【No.792】「特ダネではないけれど(16) 財政の防災・減災 惑星直列に向けて」
発行日:2017/01/26
読者の声

◆ I氏(2017/02/02)

素晴らしい随想をありがとうございます

今回も松浦さんの素晴らしい随想をありがとうございます。

毎回、感心して読ませていただいていますが、今回は特に内容がタイムリーで、リアルで、判り易かったです。

特に「介護保険の負担年齢の引き下げ」にはうなりました。
これは名案で、これを端緒に議論の活発化は間違いないでしょう。

ただ、次の2点について教えていただけるとありがたいのですが。

1. 高齢者もちょっと頑張って自分でできることは自分で行う。

とは、

具体的にはどの様なことを想定されておられますか。

2. 地域でできることは地域でやっていく

とは、

具体的にどの様なことを想定されておられますか。

こちらは、日頃からこの様な「社会保障」について、あまり考えていない為か、具体的な想像力が乏しく、情けないの状態で、恐縮ですが教えてください。

または、それに関して参考になることでも結構ですからよろしくお願いします。

今回も迫力ある、貴重な「随想」をありがとうございました。


◆ 埼玉大学名誉教授 小野 五郎氏(2016/01/26)

読者の声

そう話を大袈裟にしないで下さい。
 
業界用語は知りませんが、制度改革が重なり欲深な利害関係者が騒ぎ立てるだけのことじゃありませんか。

重なろうと重なるまいと、利害関係者たちの議論に任せ、少なくとも彼らの意見を重視するということは、泥棒に刑法規定を任せるみたいなもんで、はなから一般市民が望むような制度維持ができなくなるのは分かり切っていることです。

逆から言えば、そこをそのままにして「改革」なんてありえません。

本気で制度改革を図ろうというのであれば、本来、保険数理には馴染まない全国民参加制度そのものの廃棄しかありません。といって、もちろん単に健康保険・介護保険を廃止するのではなく、強制加入部分は全面的に税・財政制度へ移行させるということです。その上で、任意加入の上乗せ制度を設ける・・・年金にしても同じです。

公的な給付水準・自己負担水準は、将来世代に想定される支給率を現代にも当てはめれば、世代間も全く公平になります。また、そうなれば、御提案の公的支援外の自助・共助も、自然に強まっていくはず・・・なんですが、それでも残る問題は、既得権限意識の強い厚生官僚と族議員。

要するに、「改革案」の出し手も審議する者も、それらを法制化する者もみんなグルということです。それくらい松浦さんは百も承知でしょ。

大袈裟にするなら、若い人たちを糾合して、そんな寄生虫どもを吹っ飛ばす「バズーカ」でも撃ち込んで下さい。 

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