構想日本

千葉県富津市の「総合戦略」

<富津市の総合戦略の特徴>

  • 基本コンセプトは「オープンガバメント」。「経営改革元年」と位置づけている今年度、改革を行うには市民との情報の共有が必須。市の現状や課題、特徴などをいかにわかりやすく市民に伝えられるかに主眼を置いた戦略を作成する。
  • 「事業仕分け」による現状把握と課題抽出。外部生と公開生を確保した事業仕分けを実施し、個々の事業の現状把握や課題抽出の視点や考え方を委員と職員と共有する。その視点を踏まえて、課題の解決策を住民や有識者と一緒に考える。
  • 戦略を作る「過程」を重視、無作為抽出による市民参加。戦略の中身とともに、作る過程における幅広い市民との議論は最重要。そのプロセスを経ることによって、形(総合戦略)に「魂」が入る。市民の側にも当事者意識が生まれる。

 

<”富津市総合戦略”策定に向けた取組ポイント>

  1. 基本コンセプトは「オープンガバメント」
    • 昨年の財政危機報道(財政状況が改善されなければ2015年度に赤字転落し2018年度には「破綻」状態になる)以降、市政に対する市民の関心が高まっています。
    • 市民が市の課題を共有し、今後の富津市を考えます。
  2. 戦略策定の中心は市民による議論
    • 無作為に抽出した市民2,000人に案内を送付し、応募のあった82人による「富津市民委員会」が議論の土俵です。行政主導で市民を「説得する」会議ではなく、市民が市の課題を「自分事」として考え解決策を提案する会議です。

 

<”富津市総合戦略”の策定体制>

報道発表用資料(確定版)_edited

<構成メンバー>

  1. 富津市民委員会(コーディネーター及びナビゲーター)
    • 伊藤 伸(構想日本総括ディレクター)
    • 原田 謙介(NPO法人ユースクリエイト代表)
    • 石井 聡(逗子市秘書広報課広報担当課長)
    • 永久 寿夫(株式会社PHP研究所専務取締役)
    • 露木 幹也(小田原市教育委員会教育部副部長)
    • 福嶋 浩彦(中央学院大学教授、前消費者庁長官、元我孫子市長)
    • 石渡 秀朗(三浦市立病院副管理者)
    • 土屋 龍一郎(株式会社エムウェーブ代表取締役社長)
  2. 富津市創生会議(市内有識者から構成)
    • 鈴木裕士(富洋観光開発株式会社代表取締役)
    • 小泉 敏(新富津漁業協同組合代表理事組合長)
    • 森田 泰彰(農業生産法人株式会社百姓王 CEO)
    • 浅野 隆(千葉銀行富津支店支店長)
    • 稲村 重夫(NPO法人マストエナジー副理事長)
    • 岩沢 宏幸(関尻郵便局局長)
    • 櫛田 直也(ウェブプロモーター)
    • 早見 秀一(㈱新昭和経営企画室長)
    • 中澤 道男(学童保育クラブ保護者)
    • 滝田 一馬(移住・新規就農者)
    • 平野 都(市男女共同参画審議会会長)
    • 竹内 好美(市子ども会連絡協議会選出)
    • 武次 治幸(前君津市副市長)
    • 西田 美和子(新日鐵住金(株)技術開発本部 技術開発企画部総務室長)
    • 関谷 昇(千葉大学大学院人文社会科学研究科 准教授)

 

<スケジュール>


 

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